44歳「安保担当大統領補佐官」ジェイク・サリバンの外交思想
ジョー・バイデン次期米政権の外交チームが発表された。環太平洋連携協定(TPP)、パリ協定、イラン核合意からの離脱や、目まぐるしい高官更迭が象徴したドナルド・トランプ時代の「混沌」から「安定」への移行が期待される。
国務長官に指名されたトニー・ブリンケンなどバイデンの側近起用は予想通りである。
だが、何と言っても注目すべきは、外交・安全保障政策の要である国家安全保障問題担当大統領補佐官に就任するジェイク・サリバンであろう。44歳と60年ぶりの若い年齢での就任であり、バラク・オバマ政権で国務副長官を務めた米外交の重鎮ビル・バーンズは、
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