5年ぶり「朝鮮労働党大会」総括(6・了)米外交は日韓対立と「イラン成功体験」を越えられるか

康京和(左)鄭義溶(右)新旧韓国外相。文在寅大統領は残り少ない任期で、北朝鮮や日米との関係をどう再構築するのか (C)EPA=時事

 

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はバイデン政権がスタートした1月20日、康京和(カン・ギョンファ)外相を更迭し、鄭義溶(チョン・ウィヨン)前青瓦台国家安保室長を後任に起用する人事を発表した。文大統領は、女性で、外交官試験による外務省入りでない康京和外相を評価し、文政権の任期満了まで同伴する閣僚という見方が強かったが、突然の交代だった。これで文政権発足時の閣僚はすべて交代した。

カテゴリ: 政治 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
平井久志(ひらいひさし) ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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