キルギス新政権に影を落とす「腐敗ビジネス」と「国際組織犯罪シンジケート」

執筆者:岡奈津子 2021年3月16日
カテゴリ: 政治 社会
権力固めを進めるジャパロフ新大統領だが……(C)AFP=時事

 

キルギスを揺るがした元税関幹部による汚職事件。密輸を黙認して巨額の賄賂を受け取っていたその男は、数時間拘束されただけで保釈された。汚職撲滅を掲げたジャパロフ新大統領の「甘さ」が意味するものとは――。

 UAE(アラブ首長国連邦)のドバイの高層住宅群ジュメイラビーチ・レジデンスにあるアル・ファタン・マリンタワーズ 50階のペントハウス。100万ドルを下らないといわれるこの高級住宅の持ち主は、UAEから遠く離れた中央アジアの内陸国の元役人である。

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執筆者プロフィール
岡奈津子 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所 主任研究員。専門は中央アジアの政治と社会。1968年生まれ。1994年、東京大学大学院総合文化研究科にて修士号を取得後、アジア経済研究所に入所。2008年、リーズ大学政治国際関係学科博士号(PhD)取得。主な著書に『〈賄賂〉のある暮らし 市場経済化後のカザフスタン』(白水社)。
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