
台湾東部、花蓮空軍基地を飛び立つ台湾のF16戦闘機(C)AFP=時事
戦争準備に本気の中国
今年3月16日、日米防衛相による対面会談において、台湾海峡で不測の事態が起きかねないとの懸念を共有し、台湾有事に際しては緊密に連携する方針も確認された。報道では、台湾有事を議題としたことが明らかになるのは異例とされたが(脚注1)、「異例」という言葉が表すように、これまで台湾問題は、まさにアンタッチャブルな案件として放置されてきた面は否定できない。しかし、昨今の情勢はもはやそれを許さなくなってきている。

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