4月に入ってから猛威を振るったインドの新型コロナ第2波が、全世界を驚かせた。筆者が住んでいる首都のデリーの陽性率は33%に達し、中には50%の都市もある。しかも、検査率が高くないため、実際はもっと高いはずである。
人工呼吸器やICU(集中治療室)のある国立病院が不足していることで、4月中旬から死亡者が急増し、現在(5月17日)ではインド全土で連日4000人を超える死者が出ている。
デリーを例に取ると、酸素濃縮器や酸素ボンベ付きのベッドが確保できなかったために車の中や道端で酸欠によって死亡する人も少なくない。
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