負ければ監獄行き?「イカゲーム」化した韓国大統領選挙(下)

執筆者:平井久志 2021年11月23日
タグ: 大統領選 韓国
エリア: アジア
野党の尹錫悦候補がリードしているが、疑惑・失言と資質を問う声も多い (C)AFP=時事
「勝てば官軍」どころか「勝者独食」なのが、韓国政治の実情だ。疑惑だらけの二大候補から選ぶ大統領は「次善」ならぬ「次悪」に過ぎない――有権者のそんな諦念を覆すことができるのか。

 与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補には、城南市長時代の都市開発に絡む背任疑惑が重くのしかかっている。では、最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)候補の場合はどうだろう。

尹氏には「告発教唆」と「親族」の疑惑

 韓国のインターネットメディア『ニュースバース』は9月2日、最高検察庁が昨年4月15日の総選挙の直前の4月3日に、盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団の柳時敏(ユ・シミン)理事長など与党側の人たちの名誉毀損容疑が書き込まれた告発状を、当時の野党「未来統合党」(現「国民の党」の前身)の金雄(キム・ユン)候補(現「国民の力」議員)に渡し、告訴をするよう唆したと報じた

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カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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