生産量は最盛期の3分の1
日本漁業は断崖絶壁に立たされている。かつては輸出産業として光り輝き、日本経済を力強く支えてきた日本漁業だが、今や見る影もない。南氷洋捕鯨などで鳴らした大洋漁業が経営したプロ野球球団、大洋ホエールズも、いつの間にかインターネット関連企業がオーナーとなった。
海面漁業生産量は、イワシの豊漁というアシストがあり、1984年に1282万トンに達するものの、その後は低迷。2019年には414万トンにまで縮小し、最盛期の3分の1での低空飛行を続ける。しかも、この生産量には養殖業によるものが含まれており、漁撈船による漁獲は320万トンレベル(2019年)にまで落ち込んでいる。
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