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「社会の公器」でありすぎた日本企業
清水 日本企業が優秀な人材や基礎技術力といったリソースを活かしきれていないことが経営の問題かどうかは、ちょっと疑問なんです。日本とアメリカで、1960年から上場している企業の利益が、その企業が属する産業平均にどれだけ早く回帰するかを調べたことがあります。企業は競争しているので、一時的には飛び抜けて儲けていても、10年20年経つと儲けが減ってきて産業平均に近づいていくんです。
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