「安倍・菅政権人事の遺物」財務省の矢野事務次官退任 新体制に戦々恐々の厚労省と医療界

PERSONALS【人事情報】

2022年7月11日
タグ: 日本
エリア: アジア
財務省は“官邸人事”から旧に復した(財務省庁舎と中央合同庁舎第7号館) (C)健太 上田/stock.adobe.com
医療保険制度改革や薬価・診療報酬改定に関わってきた財務省「茶谷事務次官―新川主計局長」コンビは手強い相手、対する厚労省は「花の62年組」を要所に起用。

   この夏の霞が関の主要官庁のトップ人事が出そろった。

   財務省では、矢野康治事務次官(59歳/1985年大蔵省入省)が退任し、茶谷栄治氏(59/86年大蔵入省)が主計局長から昇格した。主計局長の後任には新川浩嗣官房長(59/87年大蔵入省)が就き、順当なトップ交代となった。官房長官の秘書官を長年務め、主税局畑だった矢野氏の事務次官起用は、省内で「秘書官を重用した安倍・菅政権の極端な人事政策の遺物」といわれていた。

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カテゴリ: 政治
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