
巨大な陣容の中国人民解放軍(写真)だが、「智能化戦争」=「認知戦」戦略を積極的に導入しようとしている (C)AFP=時事
ソーシャルメディア、人工知能(AI)、神経科学などの発達に伴い、人間の脳の「認知」に影響を与え、相手の「意志」に影響を及ぼすことにより、戦略的に有利な環境を作り、あるいは戦うことなく相手を屈服させる「認知戦」と呼ばれる戦い方が注目されている。本年4月26日に自民党が発表した「新たな国家安全保障戦略等の策定に向けた提言」においても「認知戦」や「認知領域」という用語が用いられるなど、戦争における人間の「認知」の領域は、各国において注目を集めている。中でも中国、ロシア、米国において急速な発展が見られる。

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