*お二人の対談内容をもとに編集・再構成を加えてあります。
「保守同士の内ゲバ」としての日本政治
河野 大井赤亥さんは政治学者であり、また立憲民主党広島県第2区総支部長代行を務め、2021年の衆議院選挙にも出馬したという、「現実政治」の側の人でもあります。
大井さんが昨年出版された『現代日本政治史――「改革の政治」とオルタナティヴ』は、現代政治の流れを「守旧保守」と「改革保守」の対立という、一貫したパースペクティブのもとに捉えた、大変面白い本です。その「あとがき」で、マルクスの「ルイ・ボナパルトのブリュメール18日」という論文に触れていらっしゃったのを興味深く感じました。

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