気候変動に「適応」するイヌイットの暮らし

2022年10月22日
タグ: 気候変動
エリア: 北米
雪と氷の厚さを測定する機器を積んだソリ「スマート・カムティック」をスノーモービルで引きながらデータをチェックする[2022年4月21日](C)REUTERS/Melissa Renwick
気候変動は海氷の上で暮らすイヌイットの生活にも変化をもたらしている。カナダ東部の小さな町ネーンでは、スノーモービルで走行中に薄く柔らかくなった海氷から落ちる事故を防ぐため、氷のの厚さを測定してモニタリングする「スマート・アイス」というプログラムが行われている。気候変動に「適応」するイヌイットの暮らし——。

[カナダ・ニューファンドランド・ラブラドール州ネーン発(ロイター)]イヌイットのレックス・ホルウェル(47)は、カナダ東部ニューファンドランド・ラブラドール沖の海氷の上で生涯を過ごしてきた。アザラシや魚の捕り方は、父や他の男たちから学んだ。彼らは以前、海氷の上を犬ぞりで滑走していたが、今はガソリンエンジンで動くスノーモービルを使っている。

カテゴリ: 環境・エネルギー
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