衆院憲法審査会が自由討議を重ねている。
争点となっているのは、緊急時の国会議員の任期延長などを定める緊急事態条項の創設だ。自民党の与党筆頭幹事の新藤義孝元総務相は、岸田文雄首相や茂木敏光幹事長の意向も踏まえて、「9条にこだわらず、まずは合意できるところから意見集約を始めるべきだ」と強調しており、新型コロナ禍とロシア・ウクライナ戦争を好機と捉え、とりわけ公明党が積極的な姿勢を示している緊急事態条項の議論を優先している。
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