煽りません! プロ直筆、一生モノの資産運用「いまやっていいこと、悪いこと」 (6)

「ドル円レートが気になる人」に伝えたい「賢いドルとの付き合い方」

執筆者:福田 猛 2022年12月20日
タグ: マネー
エリア: アジア
(C)K_yu / stock.adobe.com
1973年〜2021年の間に、ドル円は1ドル約300円〜75円の間で推移した。それでは全世界株式に「1ドル200円時代に投資した人」と「1ドル100円時代に投資した人」、どちらが勝ち組になったのだろうか。答えは……

   2022年を象徴する出来事の1つに円安がある。2021年の9月頃は1ドル110円くらいで推移していたが、2022年10月には1ドル150円まで円安に振れた。アメリカのインフレを抑制するため、FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利を急速に引き上げた一方、黒田日銀は「ゼロ金利政策」を維持したことで、日米金利差の拡大と共に円安ドル高が一気に加速した。

   アメリカ株は2021年まで大きく上昇した。GAFAに代表されるアメリカの巨大ハイテク企業が株式相場を牽引する中、日本でも空前のアメリカ株ブームが到来し、今も続いている。2022年に株式市場が大きく下落した割には、アメリカ株投資をしているのに、そこまで運用資産が減ったと感じていない人は円安の効果かもしれない。

   これからアメリカに投資しようとしている人も、すでにドルを保有している人も、今後のドル円の行方に関心を持っている人は多いだろう。

「インフレ懸念が後退して2023年は円高になるのでは」

「次期日銀総裁が決まるまでドルを買うのは控えた方がよいのでは」

   いざ投資しようとすると様々な疑問や懸念事項が出てくる。短期の取引(投機)をする投資家にとってはこれらの動向分析や予測は重要だ。

   しかし、長期投資を行う投資家にとっては、ドル円レートのタイミングを測ることは重要ではないと考えている。以下ではドルを持つことに対する考え方をお伝えしたい。

「ドルに投資」するのではなく「株式や債券に投資」する

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カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
福田 猛 ファイナンシャルスタンダード株式会社代表取締役。同志社大学卒業後、大手証券会社を経て、2012年ファイナンシャルスタンダード設立。著書に『お金の不安から一生自由になれる 考えない投資生』(飛鳥新社)、『プロがこっそり教える資産運用のはじめかた』(毎日新聞出版)などがある。2020年、一般社団法人ファイナンシャル・アドバイザー協会理事就任。ファイナンシャルスタンダード公式サイト https://fstandard.co.jp/
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