「ひとりカラオケ」の秘密 歌唱データが明かすリピートの熱量と年齢を超えた共通曲

執筆者:伊藤耕太 2024年6月21日
カテゴリ: 社会 カルチャー
エリア: アジア
ひとりカラオケという「密室」で行われている行動をデータ分析で解き明かすと、意外な傾向が見えてきた(画像・グラフ作成、以下すべて筆者)

 ひとりでの生活行動=「ソロ活」の市場が拡大している。今回は「ひとりカラオケ」に着目。通信カラオケのデータを分析すると、「同じ曲を何度も歌う傾向」「違う性別・年齢層で共通して歌われる曲の存在」が明らかに。知られざる「ひとりの世界」には、意外にも他者とつながるヒントがあった。

カラオケ歌唱データから「ひとり」の実態を探る

 誰かと一緒より「ひとりでいるほうが好き」という人が増えているようです。筆者の2023年9月24日付けの記事「データ可視化で読み解く『ソロ活』現象」では、「ソログルキャン」「ぼっち参戦」「エンカ」といった、「ひとり」での生活行動を起点にした現象や新語に着目して、データ分析と可視化を行いました。

 その後、筆者が研究員を務める博報堂生活総合研究所(以下、生活総研)でも「ひとり」での行動を活発に行う生活者の研究「ひとりマグマ」で調査を行ったところ、「まわりを気にせず好きな対象に没入できる」などの効用を挙げる声が聞かれました。その背景には、「友だちと一緒だと相手に合わせたり、『大丈夫かな。楽しめてるかな』と気にしてしまう」、「自分の興味がコアな渋いところにあるので、人との共有が難しい気がする」といった心配もあるようです。

 確かに自分の楽しみが他人と共有できるかにあれこれ気を遣うよりは、ひとりで行動したほうが、対象に集中できたり細部にこだわったり、堪能できたりといったメリットが得られそうです。ではそんな「ひとり」での行動においては、実際に他人との共有が難しいことが行われているのでしょうか? 今回はリアルな行動データから検証してみましょう。

 分析に用いるのは、生活総研が通信カラオケJOYSOUNDを運営する株式会社エクシングから共同研究の一貫として提供を受けた「ひとりでカラオケに来ている人」360人分の歌唱データです。分析にあたっては、JOYSOUNDの会員サービス「うたスキ」会員の歌唱データから、ユーザーのログインデータを元に、曲と曲の間隔が一般的なグループカラオケと異なるなど、複数の条件からひとりで歌っているとみなせるユーザーの歌唱データを抽出しています1

リピートは「ひとり」の特権?

 「ひとりマグマ」研究で行った生活者インタビューでは、「好きなラジオ番組の録音をひとり繰り返し聴くのが好き」という女性が「リピートはひとりの特権」と語ってくれたのですが、ひとりカラオケについてはどうでしょうか。グループでのカラオケと同じように色々な曲を次々に歌っているのでしょうか? それとも同じ曲を何回も歌っているのでしょうか?

 次のグラフは「2023年5月にひとりでカラオケに来ていたと思われるユーザー男女360人の歌唱曲30曲ずつ」を対象として、「同じ曲を2回以上歌っていたユーザー」の割合を算出したものです。

 

 全体では70%のユーザーが、ひとりカラオケで同じ曲を2回以上歌っています。各性別・年齢層グループの人数は30人ずつと限られているのであくまで参考ですが、割合を算出すると、多いところでは男性20代や60代、女性40代で80%以上のユーザーが同じ曲を2回以上歌っていたということがわかりました。確かに「リピートはひとりの特権」という側面がありそうです。

 また分析対象としたユーザーの歌唱曲は曲順の情報も付随しているので、各ユーザーが「30曲中の何曲を、いつ、2回以上歌っていたのか」を比較する視覚化も可能です。

 次のグラフは全員の1カ月間の歌唱曲30曲を、歌われた順に横方向に並べたものです。ユーザーごとの歌唱曲の中で2回以上歌われた曲にはすべて色をつけています(2回以上歌った曲が複数ある場合も同一の色付けとなっています)。逆にそのユーザーが1回しか歌っていない曲には色がついていません。つまり「色付きのセルが多いほど、そのユーザーは同じ曲を何度も歌っている」ということになります。

 まず男性からみてみましょう。グラフ左側の縦軸には匿名化して記号で表記したユーザー名が並んでいます。横軸にはその人が歌った曲の順番を示す1から30までの番号が並んでいます。したがって「1行=ある人の30曲分の歌唱データ」となっています。

 

 ご覧のようにあちこちに色付きのマス目が非常に目立っており、程度の差こそあれ、多くのひとりカラオケユーザーが、曲順にかかわらず同じ曲を2回以上歌っているということがわかります。該当するユーザーには左側に黄色でハイライト(網かけ)しました。男性の場合、180人中126人が該当し、比率にして70%のユーザーが同じ曲を2回以上歌っていました。“歌った曲がすべて別の曲”というユーザーは30%に留まりました。

 そして同じ曲を2回以上歌っているユーザーのなかでも30代、40代、50代には1人ずつ、色付きセルが横一直線に切れ目なく並んでいるケースが存在します。これは「その人がひとりで歌った30曲すべてが、複数回歌った曲で占められている」ということを示しています。つまり「1回しか歌わなかった曲はゼロ」というわけです。例えば3~4人でカラオケに行った際は誰かが歌った曲とは違う曲を入れていくのが一般的ですから、これはまったく逆の状況であるといえます。

 次に女性もみてみましょう。

 

 やはり色付きのマス目が多くなっており、同じ曲を2回以上歌っているケースが多いことがわかります。180人中、男性と同じく126人が該当し、比率にして70%が同じ曲を2回以上歌っています。男女ともに、特定の曲に対する思い入れを強く持っている人が多数いることが伝わってきます。

どんな曲が何回歌われている?

 そこで気になるのが、「みんなどんな曲を、何回くらい歌っているのだろうか?」ということです。この実態を把握するため、今回の対象ユーザー群の、10歳刻みの各性別/年齢層ごとに、「最も繰り返し同じ曲を歌っている人」を抽出して、どんな楽曲を何回歌っているのかを視覚化してみたいと思います。まずは男性からです。

 

 ご覧のように、どの年齢層から抽出した人も、同じ曲を2回……どころかもっと繰り返し歌っていることがわかります。左から3番目の30代男性の方は、accessさんの「瞳ノ翼」(2007年)を、1カ月間のカラオケで実に24回歌っているようです。

 次に女性をみてみましょう。

 

 これもまたどの年齢層の人も、思い思いの曲を繰り返し歌っていることがみてとれます。たとえば中央の40代女性の方は、2017年デビューの女性アイドルグループ、ナナランドさんの曲でアニメーション作品のエンディング曲にもなっている「七色の絵の具で」(2023年)を14回歌っています

曲の難易度とひとりカラオケ

 また目を引くのは、10代女性、20代女性、30代女性の3人が、いずれもYOASOBIさんの「アイドル」(2023年)を複数回歌っている点です。今回の歌唱データの対象期間は2023年5月なので、同曲リリースの同年4月から1カ月ほどで、既に複数の年齢層で何度も歌われるような曲となっているということになります。そして同曲を5回歌っている30代女性の方は、一青窈さん「ハナミズキ」(2004年)も5回歌っています。1カ月前の曲でも19年前の曲でも、好きになった曲をよりうまく歌えるように、ひとりで何度も歌い込んで、高得点を目指したりしているのかもしれません。それぞれの生活者の、歌に対する思い入れの強さが感じられて、ちょっと胸が熱くなってしまいます。

ひとりカラオケユーザー同士で、同じ曲を歌っている相手はどれくらいいる?

 ひとりカラオケのデータ分析からは、多くの人が「同じ曲を何度も歌っている」ということがわかってきました。その歌唱行動は当然、別々の場所で別々の時間に、ある意味で孤独に行われています。そんな孤独なひとりカラオケは、冒頭で紹介した生活者の声にあったように実際に他人との共有が難しいのでしょうか。本当に難しければ、ひとりカラオケユーザーが歌っている曲はみんなバラバラ、ということになります。もし一緒にカラオケに行ったとしても、お互い知らない曲を披露しあう会になりそうです。

 そこで「ひとりカラオケユーザー同士が、同じ曲を歌っている相手はどれくらいいるのか? いるならどんな曲が共通して歌われているのか?」という観点からデータを可視化してみましょう。まず、今回分析対象としたユーザーの中で「歌唱曲が他のユーザーと1曲以上共通しているユーザー」は360人中、354名存在し、実に98.3%が該当しました。ほとんどの人が、誰かしらと同じ曲を歌っているということになります。

 また「他のユーザーと1曲以上の曲を共通して歌っているユーザー同士が、平均して何曲を共通して歌っているか」を算出すると、2.7曲を共通して歌っていました。二人でカラオケに行ったら、「あ、この曲私も歌える! いいよね」というような瞬間が3回前後は訪れるということですね。

 ではそうした共通曲は誰と誰の間に生まれているのでしょう。年齢の近いユーザー同士でしょうか? それとも年齢が離れたユーザー間にも存在するのでしょうか? この実態を視覚的に明らかにするために、コードダイアグラムを使ってみましょう。データの関係性を円形に表現するもので、異なる項目間のつながりを視覚的に理解するのに役立つ手法です。

 今回対象としている360人のひとりカラオケユーザーにおける、各30人の性年齢層から、(可読性を考慮し)共通曲が多いユーザーを最大3人ずつ抽出し、10代から時計回りに車座のように並べます。そのうえで、歌唱曲が共通している人同士を曲単位で線(コード)で結ぶと「年齢を超えて同じ曲を歌うユーザーの存在が、多いのか少ないのか」が明らかになるのです。

離れた年齢のユーザー同士が同じ曲を歌っている

 まず、仮に「共通して歌っている曲はあるけど、同じ年齢層のユーザー間でしか歌っていない場合」を想定してみましょう。するとこんな図になります。

 

 ご覧のように、隣接した同じ年齢層内のユーザーに線が引かれる一方で、年齢の離れたユーザー間には線が引かれないため、真ん中がすっぽり空いたドーナツのようなコードダイアグラムになります。似たような人としか共通曲がない状態です。

 では実際の歌唱データを使って描くと、どうなるでしょうか。

 

 ご覧のように、ユーザー間の共通歌唱曲を示す線が、隣同士だけでつながらずに、縦横無尽に無数に走って中央部で交差しています。このことから離れた年齢層のユーザーの間でも、共通の曲が頻繁に歌われているということがわかります。

 その中でも、他人との共通曲が多い(=円周部の円弧が長い)10代女性のユーザーに注目してみましょう。

 例えばこちらの10代女性ユーザーの場合、共通歌唱曲を示す線が扇状に無数の方向に伸びています。つまり同年代はもちろん、すべての性年齢層のユーザーと、何らかの曲を共通して歌っているわけです。一体、誰と、どんな曲を共通して歌っているのでしょうか。

 

 例えば10代男性のあるユーザーとは、秦基博さん「ひまわりの約束」(2014年)のような男性ボーカル曲や、Kanariaさん「KING」(2020年)のような女声ボカロ曲(ボカロ=「ボーカロイド」とはヤマハ株式会社が開発した歌声合成技術とその応用ソフトウェアのこと。それらを利用して作成した曲をボカロ曲という)など5曲を共通して歌っています。

 

 また60代女性のあるユーザーとは、HoneyWorksさん「可愛くてごめん(feat.かぴ)」(2022年)、MONGOL800さん「小さな恋のうた」(2001年)、Adoさん「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」(2022年)の3曲を共通して歌っています。

 「小さな恋のうた」は2001年リリースですので、10代の生活者は生まれていない時代の曲です。今の10代が歌うとすれば「渋い」という面はあるのかもしれませんが、例えばこの60代女性とはハモったりして一緒に盛り上がれる可能性がありそうです。

 次にフォーサイト読者の皆様に多いと思われる30〜40代男性のユーザーに着目してみましょう。

 

 ご覧のようにこちらの30代の男性も、同年代だけでなく年上や年下のユーザーと共通曲を多く歌っています。年下のユーザーとはどんな曲を共通して歌っているのでしょうか。

 例えばある20代女性とは、YOASOBIさん「アイドル」(2023年)、MISIAさん「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」(2018年)、Kanariaさん「酔いどれ知らず」(2022年)の3曲を共通して歌っていることがわかります。

 次に40代男性に着目してみましょう。

 
 

 こちらの40代男性のユーザーは、30代女性以外のすべての性年齢層のユーザーと、何らかの曲を共通して歌っています。例えば、ある10代女性ユーザーとは、ポルノグラフィティさん「サウダージ」(2004年)、スピッツさん「チェリー」(1996年)といった異なる年代の2曲を共通して歌っています。

消齢化からみるひとりカラオケ

 筆者は年齢層による価値観の違いが小さくなる「消齢化」の共同研究として、JOYSOUNDの歌唱データを用いて行った「全年齢層で歌われる曲」の時系列分析を行っています。その結果からは「全年齢層で歌われる曲」がこの10年で4曲から20曲に増加していることがわかっています。また直近のデータを分析すると、今回のひとりカラオケユーザーの分析でも挙がってきた「アイドル」と「ハナミズキ」は、ともに「全年齢層で歌われる曲」に入っています。

 今回のひとりカラオケを対象にしたデータ分析からも、同じ年齢層という似た者同士だけでなく、年齢層の異なるユーザーと、最近のヒット曲だけでなくちょっと意外な曲も共通して歌っているケースが多数確認できました。

 普段私たちは「ミレニアル世代」や「Z世代」といった枠組みで生活者を分類します。加えてスマートフォンやSNSの普及を背景に、多様化した情報環境の中で「生活者は、世代や個人ごとに異なる世界をみているのである」と考えがちです。

 確かにそのような面はあると思われますが、今回のひとりカラオケのデータからは、個人によってバラバラの情報源に接しているような情報環境だからこそ、年代を問わず共通して歌われている多数の曲の存在が浮かび上がります。

 敢えてひとりでカラオケに行く生活者の中に、「自分の歌う曲があまり人と合わないのではないか」と思っている人がいたとしても、同じ年齢層の人はもちろん、異なる性別や年齢層の人とも、一緒に盛り上がることができる可能性があることを今回のデータは示しています。

誰かとハモれると楽しい?

 ちなみに、ひとりカラオケのような「ひとりで好きな曲に没入する」という行動とは逆に、「同じ曲が好きな人同士で一緒に楽しむための行動」も生まれています。

 次に挙げるグラフは、動画共有サイトでタイトルに「ハモリチャレンジ」を含んで投稿された動画とその視聴回数を視覚化したものです。

 「ハモリチャレンジ」動画は、動画投稿者が歌っている曲のハモリを、視聴者が一緒に歌うことにチャレンジするものです。まず動画投稿者がハモリの手本を歌います。次に視聴者は、動画投稿者が歌う旋律に合わせて、主旋律やハモリパートを歌います。つられずにうまく歌えると、視聴者は達成感を得ることができます。

 

 そんな「ハモリチャレンジ」動画は、ご覧のように、2021年以前はほとんど存在していなかったのが、2022年後半から急増していることがわかります。ピーク時の2022年12月(12月はカラオケのハイシーズンでもあります)には、1カ月に202本もの動画が投稿されています。2023年夏以降は一旦落ち着きますが、2024年に入って再び増えてきているようです。

 ちなみにこの中で最も視聴されている動画は、先程10代女性と40代男性の共通歌唱曲としても登場したポルノグラフィティさん「サウダージ」の、サビを取り上げたハモリチャレンジ動画でした。

 ひとりカラオケではなくグループでカラオケに行った際、歌いたい曲が被ってしまったとしても、「ハモリチャレンジ」でハモリパートを歌い込んでおけば、曲の取り合いにならず一緒に楽しめるということもありそうです。

「ひとり」だからこそ新しい仲間に出会える

 前述の研究「ひとりマグマ」での発見の中にも、能動的にひとりで行動することの効用として、「『ひとり』だからこそ新しい仲間に出会える」というものがありました。家族や友人、同僚と一緒に行動していては出会えなかったような、新しい仲間に出会えるチャンスが生まれるということです。

 今回分析対象とした、ひとりカラオケユーザーの方々も、「ひとり」で好きな曲を歌い込むことに励みつつ、曲を通じて新たなカラオケ仲間と出会える可能性があるのかもしれません。

 本分析では、ひとりカラオケという、定義上、外部からはみることができない行動を、データを通じて視覚化してみました。そこからは想像を超える回数で同じ曲を歌っていたりする生活者の熱量や、性別や年齢層を超えて共通して歌われる曲の存在が浮かび上がってきました。「ひとり」での行動は、カラオケに限らず、キャンプやフェス参加、ホテルステイなど、様々な生活領域で行われるようになっています。普段はみえにくい「ひとり」での行動も、じっくり観察してみると、意外な市場の可能性が広がっているのかもしれません。

 

1 「ひとりでカラオケを歌唱している人」の歌唱データは、JOYSOUNDの会員サービス「うたスキ」会員のデータの中から、ユーザーのログインデータを元に、曲と曲の間隔が一般的なグループカラオケと異なるなど、複数の要素からひとりで歌唱していると想定される状態を定義して対象者を抽出しました(対象期間は2023年5月)。この条件に合致するユーザーから、今回は男女×10代/20代/30代/40代/50代/60代の6つの年齢層に対して各30人分、計360人分の歌唱データを30回分ずつ取得しています(人によって対象期間中に歌っている回数は異なりますが、30回を超えるデータはカットしています)。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
伊藤耕太(いとうこうた) いとう・こうた 博報堂生活総合研究所 上席研究員。社会科学やプログラミング言語、データ可視化を用いて生活者研究に取り込む。2002年博報堂入社、国内外の企業や自治体のマーケティング/ブランド戦略の立案や未来洞察、イノベーション推進の支援に携わりながら、企業向けの研修講師や中高生向けキャリア教育プログラム講師を担当。2021年より現職。 ACCマーケティングエフェクティブネス部門メダリスト(2016年)。講師を務めた博報堂の中高生向けキャリア教育プログラム「H-CAMP」が2017年経済産業省キャリア教育アワードの最優秀賞・大賞を受賞。また論文『デジタリアンは縄文土器の夢を見る−生命情報からデータエスノグラフィーへ』で日本広告業協会懸賞論文2018年銀賞受賞(通算4度目の受賞)。2019年から同審査員。 関西大学 総合情報学部 非常勤講師(2008年〜)。慶應義塾大学大学院経営管理研究科MBAコース等でゲスト講師も務める。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top