【Exclusive】川崎重工、タウルス巡航ミサイル用エンジンの共同開発を協議中か

2025年10月19日
タグ: 日本 ドイツ
エリア: アジア ヨーロッパ
(C)REUTERS/Benoit Tessier
川崎重工業が、ドイツの巡航ミサイル「タウルス(Taurus)」向けの新型エンジンを共同開発する協議を進めていると、事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。同社がより軽量で高効率のエンジンを開発できる能力を評価され、協力を打診されたという。

[東京発/ロイター]川崎重工は5月に東京で開かれた防衛関連展示会の場で、このプロジェクトに関する覚書(MOU)に署名したという。いずれの関係者も匿名を条件に取材に応じた。

 これについて川崎重工はコメントを控えている。タウルスを製造する欧州防衛企業MBDAの広報担当者も、「現時点ではこの件についてコメントできない」と述べた。

巡航ミサイル「タウルス」[ドイツ・ミュンヘン近郊のMBDA本社](C)REUTERS/Angelika Warmuth

武器輸出規制の例外

 この空中発射巡航ミサイルは、フリードリヒ・メルツ独首相がロシアの侵攻に抵抗するウクライナへの供与を示唆したことで、ドイツ国内で激しい議論を呼び起こした。

カテゴリ: 軍事・防衛
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