今月2日に投開票が行われたアメリカ中間選挙は、専門家らの事前の予想どおりに民主党の惨敗となった。民主党は上院ではネヴァダ、コロラドなどで共和党候補を振り切って辛うじて過半数を上回る53議席(アラスカ州については集計中)を確保したものの、下院では1946年のハリー・トルーマン、1994年のビル・クリントンがそれぞれ喫した54議席減を大幅に上回る61議席減(5日現在)という歴史的大敗となった。特に、下院では民主党は共和党から過半数を奪回した2006年中間選挙、その2年後にさらに議席を伸長させた2008年選挙で合わせて55議席を上乗せしたが、それら過去2度の下院議員選挙での議席増を今回一挙に吹き飛ばす結果となった。
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