北朝鮮の長距離ミサイルの脅威が指摘されている中で、フロッグ系と呼ばれる短距離ミサイルの脅威が急浮上している。フロッグミサイルは、姿勢制御のための誘導機能などが備わっていない初期のミサイルで、「自由ロケット」ともいわれている。「ノドン」「テポドン」などのミサイルは、射程距離が長い分、パトリオットミサイルなどでの迎撃も可能となるが、最大射程距離が約百キロ前後とされるフロッグミサイルは、射程が短すぎるため、迎撃がほとんど不可能だという。軍事筋は、「フロッグ系は旧来型のミサイルで保有数も長距離ミサイルと比べて格段に多い。また、化学兵器弾頭なども装着可能であり、韓国にとっては、最大で最強の脅威となる」と解説する。
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