「今一度問いたい。『何をどうすべきか?』 課題への答えはきっとある。難題の解決策も必ず見つかる。だが日本人よ、それを探し出して実行に移すのは、あなたたちなのだ」(ヴィットリオ・ヴォルピ『日本がいま、やるべきこと』新潮社刊 一〇〇〇円)
イタリア人銀行家である著者は、二十八年にわたって日本で働き、この国を見つめてきた。本書は、司馬遼太郎の著作をこよなく愛する著者が、先行きの見えない景気、相次ぐ少年犯罪等により、社会全体が重い閉塞感に覆われている現在の日本に向けて書き下ろした、再生への提言である。

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