「国家を巡る環境が激変の最中にあるのは事実である。しかし、それにもかかわらず、われわれが『国家』とは無縁に生を送ることができるようになるなどという議論は、現実の基盤を欠いた空理空論と呼ぶべきものである。『国家』は、われわれにとって、少なくとも予見できる将来に至るまでは『必要な存在』であり続ける」(櫻田淳『国家への意志』中央公論新社刊 一八〇〇円)
これまで仕えてきた自民党代議士が今回の選挙で落選したため、政策担当秘書の職は失ったが、一貫して「政策提言型知識人」として活躍を続ける著者による、渾身の国家論である。

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