ミャンマー軍政の最高決定機関・国家平和発展評議会(SPDC)で、タン・シュエ議長(七〇)に次いで序列二位のマウン・エイ副議長(六五)の重病説が流れている。肝臓がんの疑いがあり重度の前立腺炎を併発するなど症状は深刻とされ、短命説も出始めている。 無類の酒好きは軍内でも有名で、朝酒に始まり寝酒で終わる長年の習慣が病気の引き金になったようだ。国立シンガポール総合病院に三月初め入院、同中旬に帰国したが、以来、首都ヤンゴン市内の病院に入院したまま公式の席には一切姿を見せず、軍政当局も病気や入院の事実を伏せている。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン