大統領候補ケリーの妻は「資産」か「障害」か

執筆者:ルイーズ・ブランソン 2004年4月号
エリア: 北米

大統領選に大きな影響力を持つ各候補の「夫人」。中でもケリー上院議員の妻テレサ・ハインツ・ケリーは異彩を放っている。[ワシントン発]もしジョン・ケリー上院議員が大統領選に勝利すれば、アメリカはかつてないほど歯に衣着せぬ「つむじ風」のような人物をファーストレディとして迎えることになる。テレサ・ハインツ・ケリー。「空飛ぶリス(リスには変人の意味もある)」と名付けられた真っ赤な自家用ジェットで旅する大金持ちで、その資産総額は推定五億五千万ドル。 彼女は自らの意見を口にすることを恐れない。六十五歳という年齢が顔にでないよう皺取り注射を使っていることや、前夫の遺産を守るために、ケリー議員と再婚前に財産に関する契約を結んだことすらも、隠そうとはしない。

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執筆者プロフィール
ルイーズ・ブランソン(るいーずぶらんそん) イギリス出身。英『サンデー・タイムズ』紙モスクワ支局長を経てフリーランスに。米『ワシントン・ポスト』紙元モスクワ支局長で夫のダスコ・ドーダー氏との共著に『ミハイル・ゴルバチョフ』『ミロシェビッチ――暴君のポートレイト』がある。
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