シリコンバレーとオバマ政権

執筆者:足立正彦 2011年2月21日
エリア: 北米

 米議会で歳出削減を巡る民主党と共和党との対立が先鋭化する中、今月17日、18日の両日、オバマ大統領はカリフォルニア、オレゴン両州を訪れた。ベンチャーキャピタルのクライナー・パーキンズ・コ―フィールド&バイヤーズ(KPCB)のパートナーであるジョン・ドーアのサンフランシスコ近郊ウッドサイドの私邸で、17日夜にシリコンバレーの技術企業の経営幹部ら12名と会食をともにしながら意見交換をしている。ウッドサイドは筆者が25年前の学生時代に訪れたカリフォルニアの初めての街であり、眼下にメンローパークやレッドウッドシティーを望むベイエリアに位置する。著名な政治家や企業経営者、メジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツなどのスポーツ選手らの大邸宅があり、ホースバックライディング(乗馬)なども盛んな自然豊かな素晴らしい土地である。

カテゴリ: IT・メディア
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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