台湾の総統選挙が来年1月14日に迫っている。台湾では通常なら総統選挙は3月に行なわれるが、今回は、国民党の選挙戦略から前倒しで1月になり、立法院(国会に相当)とのダブル選挙となった。
台湾は4年に1度、熱くなる。その熱さは半端ではない。島全体が「瘋狂(おかしくなってしまう)」の様相を呈する。台湾では個人も組織も選挙から逃れられず、ブルー(国民党のカラー)かグリーン(民進党のカラー)かの踏み絵を迫られる。先進国では異例の高投票率で、毎回70-80%に達する。前回は特派員として現地で取材した。今回私は日本にいるが、月に1度のペースで台湾を訪れ、台湾選挙を追跡してみたい。
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