私の年代以上の方たちであれば、「ドイツ人は日本人と知ると、『先の戦争はイタリアに足を引っ張られて負けた。次はイタリア抜きでやろうじゃないか』というジョークを言ってくる」という話を耳にしたことがあると思います。
1990年にドイツに赴いた私はこの冗談を直接、現地のドイツ人から聞きたいものだと思っていました。
ところが、意外なことにこれを聞く機会がありませんでした。そこで知人のドイツ人に、そもそもそんなジョークが存在したのかどうか、「実は国際的に孤独な日本人の発案した一種の都市伝説なのではないのか」と尋ねてみました。
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