国際論壇レビュー
震災1年後の日本に向けられる世界の視線
あの慟哭の日から1年が過ぎた。死者1万5854人。行方不明者は依然、3143人(警察庁調べ。3月21日現在)。人々はまだ茫然と海を見遣っている。午後2時46分。東日本大震災発生1年後の同時刻にサイレンが鳴った。父を津波で失った男性が海に向かって祈る。その姿を、米紙「USAトゥデイ」は宮城県石巻市から伝えた。「1億2700万の全国民が、この男性と悲しみをともにした」。【Millions share sorrow a year after tsunami, USA Today, Mar. 12】震災1年後の日本を世界のメディアはさまざまな角度から伝えている。

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