ロシアのプーチン首相が5月7日に大統領に就任した後、当面の注目点は米露関係の展開だ。プーチン氏は5月18、19日のキャンプデービッド・サミット(主要国首脳会議)でオバマ大統領と会談し、悪化した米露関係の調整を図る。
3月末、ソウルで行なわれた米露首脳会談でハプニングがあった。オバマ大統領が代表取材による冒頭撮影時、マイクが入っていることに気付かず、メドベージェフ大統領に顔を寄せ、「これが私の最後の選挙だ。選挙後はより柔軟性を持てる」と欧州ミサイル防衛(MD)問題で譲歩を示唆。メドベージェフ大統領は「分かっている。ウラジーミルに伝える」と返答した。
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