本日の更新記事は、池内恵さんの「中東―危機の震源を読む(82)エジプト新憲法制定の行方──新体制への『一般意思』は示されるか」です。12月15日、エジプトでは新憲法草案への賛否を問う国民投票が行なわれる予定です。与党勢力と、反ムルスィー大統領勢力の対立構造は複雑ですが、この記事を読むと、重要プレーヤーである司法関係者のエジプトならではの特異な立ち位置がよくわかります。11月22日のムルスィー大統領の憲法宣言は、大統領が独裁化しかねない要素をはらんでいるものの、司法府の暴走を未然に阻止するという意味では、それなりに合理性のあるものでした。
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