最近やたらに著作権にみんながこだわるようになり、有り難い半面、面倒くさい思いをすることも増えてきたが、そんななかで、著作権とは一体どういうものなのかを考えさせる司法判断が台湾で示されて話題になった。
台湾でアダルトビデオ(AV)の有料ダウンロードサービスを提供している会社11社に対し、日本のAVのメーカーなどが著作権法違反で訴えていたのだが、AVは観客に性欲を引き起こすことを追求したもので、著作権法の定義する「文学、芸術、科学などの創作」には該当しないとして、「著作権法の保護を受けることはできない」との理由で検察側は台湾の企業を不起訴処分とした。
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