“熱帯への進軍”最前線を歩く(3) ミャンマーから昆明への“援習ルート”
中国紙の「新京報」(6月5日)が、ミャンマーのチャウピューを発し、同国内を東北方向に斜めに走り雲南省の省都である昆明を結ぶ天然ガス・パイプライン工事が完成し、すでに稼動可能状態にあることを伝えた。並行する原油・パイプラインも数カ月以内には完成の見込みだ。天然ガス・パイプラインは昨年の輸入量の4分の1前後の年間120億立方メートルの輸送能力を持つ。
援蔣ルートならぬ“援習(近平)ルート”が、いよいよ動き出す。いまマラッカ・ジレンマの克服という中国にとっての長年の悲願が達成されようとしている。

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