7月4日、米国は237回目の独立記念日を迎えた。その直前、6月26日から7月3日までの8日間の日程で、オバマ大統領は、セネガル、南アフリカ、タンザニアのアフリカ3カ国を歴訪していた。今回のアフリカ歴訪では、オバマ大統領は従来までの「支援・援助重視型」の米国の対アフリカ政策を見直し、アフリカとの「新たなパートナーシップの構築」へと転換を図る方針を示すとともに、アフリカとの一層の対話推進の必要性も訴えた。アフリカ歴訪中、オバマ大統領はサブサハラ地域(サハラ砂漠以南)における電力供給の倍増を目指す電力供給支援のための新イニシアティブである「パワー・アフリカ(“Power Africa”)」や通商拡大に向けた新パートナーシップである「トレード・アフリカ(“Trade Africa”)」の立ち上げを相次いで発表した。
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