中国各地に広がった「抵製日貨・愛国無罪」のスローガンを見て、「造反有理・革命無罪」の40年前の文化大革命を思い出した。壁新聞がインターネットに変わり、紅衛兵が反日デモ隊となったが、背後に時の権力者の思惑が見え隠れする。 中国では、街頭行動は両刃の剣だ。1989年、ゴルバチョフ旧ソ連共産党書記長の訪問を歓迎した若者は、「ペレストロイカ支持」のスローガンをいつの間にか「反中央・反政府」に変え、天安門事件につながった。反日運動の背後に、中国指導部の不安も窺える。 問「世界で最も残酷な民族は誰か」 答「中国の教科書に載る日本人と、日本の教科書に載らない中国人だ」

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