深層レポート 日本の政治 (162)

消費税増税「先送り」で安倍政権に起こること

執筆者: 2013年9月3日
エリア: アジア
 消費税増税の影響を検証する集中点検会合に出席する浜田宏一内閣官房参与(手前)ら (C)時事
消費税増税の影響を検証する集中点検会合に出席する浜田宏一内閣官房参与(手前)ら (C)時事

 消費税増税をめぐって、政府が有識者から意見を聴取する「集中点検会合」が6日間の日程を終えて、8月31日に終了した。延べ60人の参加者が意見を述べたが、2014年4月から消費税率を8%に予定通り引き上げるべきだという意見が大勢だった。

 安倍晋三首相周辺には、増税積極派と慎重派が存在する。積極派の筆頭格である麻生太郎副総理兼財務相は8月に入ってから1週間に2回以上ものペースで、増税を早期に決断するよう安倍首相に促している。

カテゴリ: 政治
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