イラク駐留米軍の“心臓部”が直撃を受けていた

執筆者: 2005年8月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中国・台湾 北米

 五月三十一日のバグダッド――日が暮れた後も、まだ四十度の暑さが残っていた。だが、バグダッド郊外の米軍拠点、キャンプ・ビクトリーでは兵士たちが久しぶりに活気づいていた。この日は、新作映画『スター・ウォーズ・エピソード3』が上映されることになっていたからだ。コーラとポップコーンを手に、屋外ステージに特設されたスクリーンに見入る兵士たち……。 彼らを現実に引き戻したのは、一発のロケット弾の炸裂だった。 事件が起きたのは午後七時すぎ。ロケット弾は多数の兵士で賑わうステージ付近に着弾。娯楽の場は一瞬にして血の海と化した。この攻撃で米兵やキャンプの厚生施設で働く民間人など約二十人が死傷した。

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