今でもときどき夢に出る、おそろしい光景である。私はそれを、カリフォルニア州バーバンクの空港で見た。1970年代の後半だと思う。
ロッキード事件の取材中で、私はロスの空港で車を借りてロッキード社に行き、当然のことながら責任者との面会を断られた。
すでに日本の新聞、通信各社が行って断られているから、驚くに足りない。それでも、やはりがっかりした。
時差ボケがある。どこかでコーヒー1杯飲みたい。昼も過ぎているし、何か腹に入れたい。私は道路標識に出ていたバーバンク空港に車を入れた。空港ならコーヒーショップがあるはず。

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