“暴言大統領”アフマディネジャードの危うい基盤

執筆者:安東建 2006年3月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東

核問題の国連安保理付託が決まっても強硬姿勢は変わらない。だが、その“暴言”は受け売りで、水面下の権力闘争も……。[テヘラン発]「好きなだけ決議を出すがいい。だが、イランの進歩は止められない。敵(=米欧)は何もできない。我々が彼らを必要とする以上に、彼らはイランを必要としているのだ」 ウィーンの国際原子力機関(IAEA)緊急理事会がイラン核問題の国連安全保障理事会への付託を決議した翌日の二月五日、アフマディネジャード大統領はそう言い放った。さらに十一日、二十七回目の革命記念日では、「核への圧力が強まるなら、核拡散防止条約(NPT)からの脱退もありうる」とまで言った。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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