「ボコ・ハラム」はなぜ多数の女子生徒を拉致したのか

執筆者:白戸圭一 2014年5月14日
タグ: 国連 日本
エリア: アフリカ 北米
 ナイジェリアでイスラム過激派「ボコ・ハラム」に拉致されたとみられる少女たち[12日公開された映像から。撮影日時と場所は不明](C)AFP=時事
ナイジェリアでイスラム過激派「ボコ・ハラム」に拉致されたとみられる少女たち[12日公開された映像から。撮影日時と場所は不明](C)AFP=時事

 ナイジェリアのテロ組織「ボコ・ハラム」が大規模な女子生徒拉致事件を引き起こしたことにより、マスメディアを通して国際的な注目を浴びている。

 ボコ・ハラムは通称であり、組織の正式名称は「Jama'atu Ahlis Sunna Lidda'awati wal-Jihad(宣教及びジハードを手にしたスンニ派イスラム教徒としてふさわしき者たち)」という。

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執筆者プロフィール
白戸圭一(しらとけいいち) 立命館大学国際関係学部教授。1970年生れ。立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。毎日新聞社の外信部、政治部、ヨハネスブルク支局、北米総局(ワシントン)などで勤務した後、三井物産戦略研究所を経て2018年4月より現職。著書に『ルポ 資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社、日本ジャーナリスト会議賞受賞)、『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書)、『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』(新潮社)など。京都大学アフリカ地域研究資料センター特任教授、三井物産戦略研究所客員研究員を兼任。
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