インドネシア共和国第7代大統領に就任したジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)が閣僚の顔ぶれを発表したのは、就任から1週間経った10月26日であった。当初は9月中にもと言われていたが大幅にずれ込み、就任式翌日の発表という予定も直前に延期されるなど、閣僚の選任はギリギリまで調整が続けられた。
しかも、発表された新内閣の陣容は、専門性にもとづいた人材の登用というよりも、さまざまな利害を調整した結果が如実に表れていたため、国民からは失望する声も聞かれた。国民の高い期待を背負って発足したジョコウィ内閣は、早速成果を出すことを求められている。
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