「環境」の経済問題化に乗り遅れる日本

執筆者: 2007年4月号
エリア: アジア

環境問題はいまや経済成長にタガをはめるルールづくりになってきた。アメリカの態度も急変、早く本腰を入れないと、また日本だけが――。「環境問題」というと、社会倫理や高邁な理想論の領域だという印象が強い。実際、活躍するのは自然保護団体やNPO(民間非営利団体)で、企業といえばメセナ(社会貢献)として取り組む程度というのが、これまでの相場だった。だが、ここへきて世界の状況は一変している。環境は経済問題の中心議題となり、国際政治の舞台でも各国のさや当てが始まっている。そんな中で、またしても出遅れているのが、わが日本なのだ。

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