政権の命運を賭ける7月の参院選を控え、安倍政権に勢いがない。電撃的な訪中や北朝鮮核実験への果断な対応で「ロケットスタート」を切ったものの、造反議員の復党問題、政権要人のスキャンダル、閣僚失言、官邸機能の不備で支持率は急落。政権延命に黄信号が点滅しつつある。 当選5回、議員在職14年にすぎない戦後最年少の首相を軽く見る風潮もあるようだ。 首相自身は支持率低下にも気落ちした様子はなさそうだが、官邸としてはこのあたりで反転攻勢に転じたいところだろう。 安倍首相が支持率上昇を狙って一人で全国行脚し、農村部を訪れた。しかし、誰も首相に気付かなかった。

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