世界的バイオ燃料ブームの危険な勘違い

執筆者:トマス・ラブジョイ 2007年7月号

たしかにバイオ燃料は有効な温暖化対策だ。だが、どこで何を育てるかを間違えば、生態系を破壊し温暖化を逆に増進する恐れがある。[ワシントン発]人類はいま、温室効果ガスである二酸化炭素による気候変動という難問に直面している。その原因はおもに、わたしたちの住む惑星に起こっている生態学的な歪みにある。 炭素は地球上のあらゆる生命体の基本的な構成要素である。そして生命体は主として太陽エネルギーを利用して作られる。光合成によって太陽エネルギーを生体有機物に変換するわけで、緑色の植物は自分で直接変換し、動物は草食動物に始まる食物連鎖を通じて間接的に変換する。

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