ウォルト・ディズニー映画のシリーズ三作目「パイレーツ・オブ・カリビアン――ワールド・エンド」が、世界中で封切られた。アジア・プレミアイベントに参加するため来日したジョニー・デップ、オーランド・ブルームなどは、ファンにはすでにお馴染みの顔だ。こうした常連スターと並んで、今回の三作目で大きな役どころを与えられているのが、チョウ・ユンファという香港出身の男優である。シンガポールを拠点とする南シナ海の海賊王「キャプテン・サオ・フェン」として登場する。世界を席捲する中国と中国人がついにディズニー映画の脚本にも大きな影響を与えるようになったのを、「時代の潮流」と認める人も多いことだろう。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン