世界最大の兵器メーカーも参入でさらに激しさを増すエネルギービジネス

執筆者: 2009年12月号
エリア: 北米

 米ロッキード・マーティン社が非化石燃料の「海洋温度差発電(OTEC)」の開発に取り組んでいる。地球温暖化対策に意欲的な鳩山、オバマ両政権誕生を好機ととらえ、早期実用化を目指す。世界最大の兵器メーカーの新エネルギービジネス本格参入により「市場をめぐる熾烈な争奪戦」(経済産業省幹部)が展開されそうだ。 OTECは海洋表面と深海の海水温度差による熱移動をエネルギーに転換して発電させる仕組み。天候に左右される太陽光発電、風力発電と違い、二十四時間稼働可能で海水の淡水化も同時にできる点が強みだ。 ロッキード社はハワイに実験用プラントを持っているが、新たに三件の施設建設契約を国防総省、エネルギー省、ハワイ州との間で結んだ。同社幹部は「コスト高やエネルギー効率の悪さについても克服のめどはついており、実用化は時間の問題」としている。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み

池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top