イスラエルとトルコ「モサドのドラマ」で対立激化

執筆者: 2010年3月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東

 昨年イスラエルが強行したパレスチナ自治区ガザでの大規模軍事作戦にトルコが反発し、両国の間が冷え込む中、関係の悪化に拍車がかかっている。 きっかけとなったのは、反イスラエルの気運が高まるトルコで今年一月に放送されたテレビドラマ。イスラエルの対外情報機関モサドがトルコ人の乳児を拉致するという内容だった。 イスラエルはドラマが自国への偏見に満ちたものだと厳しく批判。アヤロン・イスラエル副外相が駐イスラエルのトルコ大使を国会内に呼び、強く抗議した。その際、アヤロン副外相は大使を自身のイスより低いソファーに意図的に座らせるなど冷遇。イスラエル外務省によれば、トルコ政府への強い抗議を伝えるためだったという。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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