「保釣(尖閣を守れ)」に中港台連携の動き

執筆者:野嶋剛 2010年9月15日

前回のエントリに、いろいろな反応をいただき、関心の高さを改めて実感しました。

事態はまだ動いていますが、気になる点が一つあります。

中国の反発に、台湾、香港が呼応していることです。

尖閣諸島の日本の実効支配に反発する運動は「保釣(釣魚島を守れ)」運動と呼ばれ、1980年代から存在しました。以前は、共産主義の中国と、英国統治下の香港、そして中国と対立する台湾の三者が政治的立場の違いなどから、基本的にばらばらに行動していたのです。

ですが、90年代の香港の中国返還と最近の中台関係の改善などを経て、どうもこの三者が次第に足並みをそろえて日本に対抗しようという雰囲気が出てきているようです。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に『イラク戦争従軍記』(朝日新聞社)、『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『謎の名画・清明上河図』(勉誠出版)、『銀輪の巨人ジャイアント』(東洋経済新報社)、『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)など。訳書に『チャイニーズ・ライフ』(明石書店)。最新刊は『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』(扶桑社新書)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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