「パソコンの時代は終わった」――。インターネットに接続し、コンサートのチケット予約や銀行の残高照会などができる自慢の携帯電話サービス「iモード」の一周年を記念した二月二十二日のパーティで、NTT移動通信網(ドコモ)の立川敬二社長はこう気炎を上げた。
iモードの加入者はこのわずか一年で四百二十万人を突破し、ネット接続業者(プロバイダー)最大手の「@ニフティ」の加入者数をも瞬く間に抜き去った。確かにその成功は、日本でのネット利用者が使う主役のツールはパソコンではなく、携帯電話だということを示したとも言われている。

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