この一カ月間、世界の関心を集めた問題といえば、アフリカ西部のシエラレオネで武装勢力が国連平和維持部隊を拘束したことであり、そして、やはり中国に関してだった。
シエラレオネでは、武装勢力と政府軍や国連平和維持軍との対決が続いていたが、武装勢力の指導者であるフォデイ・サンコーが逮捕された後、国連部隊はようやく解放された。しかし、この事件が示唆するように、アフリカ情勢は困難を極めている。
この問題についての『エコノミスト』誌の社説のタイトルは「希望のないアフリカ」であった(“Hopeless Africa,”五月一日号)。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン