五年前に中国に渡って二年間、英米文学を教えた元平和部隊の一員、というからアメリカの青年である。彼ピーター・ヘスラーは、四川省の東端、人口たった二十万の町で暮らした。町の特徴は、揚子江に面していることだった。 帰国して三年、彼は『河岸の町』という体験記を書き上げ、一流出版社ハーパー・コリンズから出した。最近の本だから、私はまだ読んでいない。以下は新刊本の紹介と批評をするワシントン・ポストのブックワールド・サービスからの受け売りである。なかなかの文章力で、抒情的かつ時に劇的な語り口だと評している。

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