国際化の時代となった今、日本と外国との違いを知っておいて損はない。何しろ、アッチの国々とコッチはかなり違うのだから。そして、アッチの人々は私達とは妙に違うというか、決定的に違ったりしているのだから。 そうした違いを知る上で実に参考になる本が最近三冊出た。まずは、佐山和夫『ヒーローの打球はどこへ飛んだかロベルト・クレメンテの軌跡』(報知新聞社)。この本は、一九八六年に出た名著の復刻版だが、今この時代に読んだ方が日本人には分かりやすい。何故なら、最近、多くの日本人にとって大リーグは身近なものになっているから。

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