「サダム・フセインの恐怖」

執筆者:名越健郎 2002年5月号
タグ: 大統領
エリア: 中東

「湾岸戦争OB政権」といわれるブッシュ米政権が、イラク攻撃に着手しつつある。イラクの独裁者、サダム・フセイン大統領の追放は、湾岸戦争で米国がやり残した宿題。テロとの戦いの第二段階に入ったブッシュ政権は、最終目標としてイラクの政権交代を視野に収めている。 長い間意識を失い、眠り続けていた米国人の患者が眠りから覚めた。患者が病院の看護婦に尋ねた。「わたしは一体、何年間眠っていたのだ?」「12年です」「今、大統領は誰だ?」「ブッシュです」「彼の側近は?」「チェイニー、パウエル、ウルフォウィッツ……」「景気はどうなのか?」

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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)、『北方領土はなぜ還ってこないのか』(海竜社)など。
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