「湾岸戦争OB政権」といわれるブッシュ米政権が、イラク攻撃に着手しつつある。イラクの独裁者、サダム・フセイン大統領の追放は、湾岸戦争で米国がやり残した宿題。テロとの戦いの第二段階に入ったブッシュ政権は、最終目標としてイラクの政権交代を視野に収めている。 長い間意識を失い、眠り続けていた米国人の患者が眠りから覚めた。患者が病院の看護婦に尋ねた。「わたしは一体、何年間眠っていたのだ?」「12年です」「今、大統領は誰だ?」「ブッシュです」「彼の側近は?」「チェイニー、パウエル、ウルフォウィッツ……」「景気はどうなのか?」
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン